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2008.10.10
これも南米、航空券購入の顛末
キトに到着してからの私たちの大きなお仕事の一つはここからメキシコシティ、そしてサンティアゴに行く航空券を手に入れることだった。
最初にインターネットで調べると、インターネットではキトとメキシコシティの往復、キトとサンティアゴの往復という値段しか出てこないので非常に高い金額になってしまう。ところが、代理店を巡ると、キトからメキシコシティに行き、メキシコシティで数日を過ごしてからサンティアゴに行くチケットという買い方ができ、これが先のネットの値段に比べると格段に安いことがわかった。インターネットの時代とはいえ、こういう変則的な航空券の手配はいまだに代理店でしかできず、それゆえに代理店の存在意義があるんだなぁと納得。
しかも代理店によって利用する航空会社が異なったり、マージンが異なるのか値段がまちまちだ。私たちはメインストリートにある8軒ほどの旅行代理店を片っ端から巡って3日間をかけた結果、聞きまわった中で一番安い一人US$734.73で購入することができた。
しかし、この値段で購入するまでは紆余曲折があり、南米らしいなぁと思われる事がいくつもあった。だからインターネットで買うよりも代理店で買うのは面白い。
2日目にYuturiという代理店が出したUS$760が最安値という所で時間切れで3日目に突入。ところがこの日はエクアドルの祝日で昨日まで開いていた代理店も閉まっている。Yuturiはと見ると商売熱心で開いていたので、「今日はチケットを買おうと思ってきました」と告げると、早速手続き開始。ところが「あ、言ってなかったかもしれないのですが別途税金がかかって全部でUS$800になります」というではないか。休日ということと私たちが何度も訪れてよほどチケットを欲しがっているとみた代理店は足元を見て昨日よりもUS$40も高い値段を出してきたのだった。
しかし、どっこい私たちには日程にゆとりがある。US$800ならば他にももっと安い候補があるのでYuturiを跳ね除けたのだった。そして今日はもう成果があがらないかもしれないとメインロードを歩いていると、まだ訪れていない代理店が見つかった。そこで最後にもう一度聞いてみると、US$1100とか言っている。あー、全然だめだなぁと思ったのだが、ふと係の女性の手元を見ると出発日が微妙にこちらの要求と違っている。もう一度、こちらの要求どおりの日程で値段を出してもらったら、係の女性もびっくりの値段がはじき出されたのだった。後から知ったことだが、キトからメキシコシティに向けてエアー・アビアンカがキャンペーンを行っていてその航空券にひっかかったようなのだ。そういうキャンペーンを認識していないのも南米っぽいなぁと思うし、祝日だから急に値段をあげてくるのも南米っぽい。とにかく、私たちは3日目にめぐり合ったチケットを代理店の気が変わらないうちにかってしまおうと手を打ったのだった。
航空券はまずどういう経路が一番安いのか知ること、そして日程に余裕があるのなら前後14日分くらい飛び飛びで値段を出してもらうといいらしい。
これらが今回の教訓だった。
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