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2008.10.01
オクトーバーフェスト3回目〜人に注目!
オクトーバーフェスト詣でも今日で最後になる。今日は特に人の衣装に着目して楽しもうと会場に向かった。会場に向かう途中で目にしたのは車が続々とレッカーされる様子。アウディだベンツだって日本でいったら高級車ばっかりなので豪華なレッカー模様だった。通常は駐車できる場所もオクトーバーフェスト期間中は駐車禁止になっている場所だったのだ。丁度持ち主のイタリア人かスペイン人風の若者グループがあらわれて、大げさに理由を説明している。お互いに英語で話しているので周囲の外国人にも会話の内容が丸聞こえだった。
外国人「たまたま、本当にたまたまここに駐車しちゃったんだよ、外国人だしよくわからなくってね」
警察「例外は認められません。書類が自宅に送られてきたら所定の罰金を支払ってください」
外国人「といっても僕らは外国から来ているから、自宅に送るのって無理でしょきっと」
警察「外国だろうと自宅に送る事ができるので心配しなくてよろしい。」
外国人「でも車はいつ返してもらえるの、僕らには旅行期限ってものがあるし・・・」
どう頑張ってもドイツ警察に対して外国人は勝ち目がなさそうだった。しょんぼりしている様子から完全に負けたことが周囲にわかると、野次馬たちはフェスト会場に向かって再び歩き出したのだった。私たちもその中の一人。オクトーバーフェスト期間は町中がエピソードに満ちている。
今日は今まで訪れた中で一番天気がいい日だった。青空の下、路行く人に写真撮影をするとみんな快く応じてくれる。だってお祭りで晴れの衣装を着ているからね。
今日は二人で1リットルを飲もうとビアホールへ。今日も混んでいる。というより今日の方が混んでいる。オクトーバーフェストも10月5日で終了。フィナーレに向けてだんだんと盛り上がっているようだ。1階席は既に満席のために2階席に上がってみると、今日はここも5時から予約が入っている。予約開始までは1時間半もあるのだから大丈夫だろうとここに着席した。白人というと酔わないイメージが強いが、上から見ていると飲みすぎてグデングデンになり友人に肩を抱かれて退場する人などがいる。音楽が始まると朝から飲んでいると思われる人はよろよろと椅子の上に立ち上がってジョッキを振りかざす。だんだん酔っ払って声が大きくなるので会場全体がワンワンとしていた。
4時を過ぎるとポツポツと客が入り始め、15分を過ぎる頃には異常に混み始めてきた。5時から予約が入っているのに大丈夫なのかしら?と思っていたら、胸にバッジをつけた人から「あなたは○○会社の関係の人ですか?」と聞かれた。会社の名前は予約を入れている団体名と同じ。ってことは、5時からの宴会にもかかわらず早くも客が入り始めているってことらしい。宴会は5時からなのだから4時半までは居てもいいかと言うと、この場を仕切っているらしき男性は仕方ないという風に引き下がった。
しかし、前にも横にも後ろにも屈強なドイツのおっさんがどんどんと座り始めて、丸い背中をぐいぐいと押し付けながら宴会が始まってしまっている。あー、もうこりゃダメだ。ここにはいられないなぁと私たちは席を立つことにした。オクトーバーフェストってのは日本の忘年会みたいに会社主催で得意先を招いたりしてソーシャルなパーティーにもなっていることに今日気が付いた。会社持ちのこのパーティーを皆楽しみにしているんだろうなぁ。
5時近くになって会場はいよいよ活気を増している。ここから先の時間帯はバーバーリアンに関わりのある団体か高級ツアーで席を予約した人しか入れない。うーむ、どうにか午後5時以降の様子も見てみたいものだ。これは次回の課題だな。おいおい、次回もここに来るつもりなのかい。
今日で3回目となった今年のオクトーバーフェスト。終盤に近づくほど人出が多くなり、夕方になるほど盛り上がる。今度来るなら是非夜も訪ねてみよう。
おいおい、次回もここに来るつもりなのかい。
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