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2010.08.27
ヴェネツィア観光(4)
イタリア:ヴェネツィア

 今日は駅とリアルト橋に挟まれたサン・ポーロ地区を観光。朝9時半から見初めて12時半ごろには主要な場所を見終わったので見学時間は3時間くらいだった。午後からはリアルト橋まで行き、橋を渡ってサン・マルコ広場まで散策し、サン・マルコ広場からヴァポレットに乗って帰ってきた。

 サン・ポーロ広場というこの界隈の中心となる広場では1548年にロレンツォ・ディ・メディチが暗殺される事件が起こったそうだ。彼は従兄弟のアレッサンドロ・メディチを殺してヴェネツィアに逃れてきていたのだが、追手によって暗殺された。フィレンツェでさんざん名前を聞かされたメディチ家のスキャンダルをこんな所で聞くとは思ってもいなかったので興味をひかれた場所だ。

サン・スタエ教会。あのアカデミア美術館の美術学校校長も勤めたことがあるティエポロの絵画が飾られているそうだ。早すぎて開いていなかった。

リアルト橋近辺と比べると、ゴンドラではなく日常の足としてのボートが係留されているのがこの地区らしい。

小路にまたがるように建物がたっている場所がいくつかあった。

サンタ・マリア・マーテル・ドミニ広場。中央に14世紀の井戸があり、周囲の建物も13-15世紀だそうだ。確かにそいうい古い雰囲気が漂っている。

日常的な運河

サン・ポーロ広場

サン・ポーロ教会

サン・ポーロ広場では夏の催し物コンサートが開かれていた。

 ここまでは、とても静かな道で観光客の姿はほとんど見なかったが、サン・ポーロ広場の南側を東西に走る道はいきなり人が多くなる。この道はリアルト橋からヴェネツィア駅まで徒歩で行く場合の道になっているからのようだった。そのせいで、ここからは今までは見られなかったレストランやお土産物屋もあって、いつものヴェネツィアの風景になっていった。

急に人通りが増えたサン・ポーロ広場からサンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会までの道

1902年7月14日のサン・マルコ広場の様子。鐘楼が崩れ去ってがれきの山になっている。こんな写真をギャラリーのようにウィンドーに展示している場所があった。

サン・トーマ広場かなぁ?小さくて可愛い教会だった。

サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会。サン・マルコ寺院に次ぐ高い鐘楼。内部にティツアーノ、ジョヴァンニ・ベッリーニ、久しぶりのドナテッロの作品があるのはわかっちゃぁいたが次の信者会に入ろうと思っていたので、ここは見学せず。

 スクオーラ・グランデ・サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタの前まで行って外観を見学し、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコに一人7ユーロで入る。ここには70余点にも及ぶティントレットの作品があるというので、今日のハイライトだと思ってきた。その期待を裏切らず、昨日訪れたダルマシア地方の信者会と比べると、ここは明らかに財力が違って広くて豪華な広間はティントレットの作品が目白押しだった。ガイド付きで来ている団体は特定の絵画についてもの凄く長い時間をかけて解説している。そんなに語るべきことがあるんなら私も是非知りたいものだと思ったのだが、あいにくフランス語でさっぱりわからんかった。というか次回は自分でガイド雇ってくるべきだろうな。もう一度ちゃんと訪れたい場所だ。

スクオーラ・グランデ・サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタの外観(左)と内部で見られる床装飾のポスター(右)

スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ

左手がスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ、正面がサン・ロッコ教会

スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコのチケット

宿泊所の間。ティントレット作「キリストの磔刑」

2階の大広間。ここの壁ぐるりと天上がほとんどティントレットだからすごい。

 それにしても、この界隈は派手すぎず、地味すぎないしっとりとした風景の多い場所で、思わず何枚も写真を撮ってしまった。

 ここからサン・マルゲリータ広場、そしてサン・バルナバ広場まで。サン・バルナバ広場には映画「旅情」に出てくる骨董品店(現在は土産物屋)があり、映画「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」の舞台にもなったそうだ。

サン・マルガリータ広場。市が立っていたようだが正午過ぎには真ん中に魚市場1軒を残すのみとなっていた。

サン・バルナバ広場。

サン・バルナバ広場。橋の右側のたもとの店が「旅情」に出てくる店だそうだ。

 ということで、途中でお弁当に持ってきたサンドイッチをかじるランチタイムも含めて3時間でサン・ポーロ地区を散策してみたが、リアルト橋周辺からサン・マルコ広場にかけてとは全く違うしっとりとしたヴェネツィアの風景が楽しめてよかった。実はこの地区に足を踏み入れたのは初めてで、ヴェネツィアも色んな顔があるんだなぁと知ったのだった。

 この後はリアルト橋まで歩き、そこからサン・マルコ広場まで散策した。今日見たリアルト橋界隈の風景を写真で残したい。

マスカレードのお土産物。卒業旅行で初めて来た時は買ったなぁ。

今日も大混雑のリアルト橋近辺の土産物通り。

ネイビーとチャップリン。ノリのいい若者軍団は爽やかだった。

やっぱりかっこいいなぁ、ゴンドラ。

 いやー、今日もよく歩いた。サン・マルコ広場のカフェでジェラート休憩。2種類で2ユーロ。今回のイタリア訪問は2年前の前回に比べてジェラートの値段があがった。以前は田舎で1ユーロで2スクープたっぷり乗せてくれたのに、最近は1.5ユーロで1スクープなんて所もあった。サンドイッチさえも値段が高いヴェネツィアにしたら、ジェラートはまだリーズナブルな方だろう。トイレも使わせてもらえるしね。


 ってなわけで、本日終了です。


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