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2010.07.10
ローマ観光(11)〜ファルネジーナ荘とナッツィオナーレ通り散策
イタリア:ローマ

 ローマ観光11日目。

 昨日はストライキでキャンプ場に戻るのが夕方になってしまった。今日こそ観光を午前中で切り上げて食材調達に行かないといけないということで、午前中にファルネジーナ荘を見学して、あとはナッツィオナーレ通りを散策するくらいを今日の予定とした。

 ファルネジーナ荘は昨日訪れたカンポ・デ・フィオーリやファルネーゼ宮のある辺りからテヴェレ川を渡った所にある。もともとはキージ家の所有で1520年に完成。当時はローマ中の芸術家、インテリ、美女の集まる華やかなサロンとして有名だったそうだ。その後16世紀の終わりにファルネーゼ家が買い取り、現在は政府所有になっている。館内は宮殿を見るというより、ここに所蔵されているラファエッロの作品などが観賞できる美術館として機能していた。

 私達は入口がよくわからず、シスト橋からテヴェレ川沿いの道を北上してしまったのだが、これはよくない。入口は川側ではなく川から1本入ったルンガーラ通り沿いにあるので、そちらの道を歩かなくてはいけなかった。宮殿の塀沿いをぐるーっと歩いて回り込むことになってしまった。あまりに壁が長いのでよじ登ったろうかと思うくらいイライラした。

 入場料金は一人5ユーロ。支払うとチケットと内部の作品の解説リスト(A4版2枚のコピー)をくれる。コピーだからと侮る事なかれ。この解説書があるので結構楽しく館内を回れるのだ。館内は撮影禁止という立て看板があるのだが、なぜかみんなパチリパチリと好き勝手に撮影しているし係員も何も言わない。緩やかな空気の流れている場所だった。っつーことで、私も撮影させてもらった。解説書を見ながらの館内見学に要した時間は25分だった。

ファルネジーナ荘の外観。初期ルネッサンス様式だって。

左はラファエッロ作「ガラテア」のある間、右は天井画「プシケとアモーレの結婚」(F.ペンニとジュリオ・ロマーノ作)のある間

ラファエッロ作「ガラテア」

F.ペンニとジュリオ・ロマーノ作「プシケとアモーレの結婚」

ローマ市街地のだまし絵のある「遠近法の間」。肉眼で見ると明らかに「絵」だがこうして撮影すると案外リアルに見える。

キージの寝室だった部屋にあるソドマ作「アレキサンダー大王とロクサーヌの結婚」

 ここからバスでナッツィオナーレ通りに向かう。ナッツィオナーレ通りは幅の広い通りで両脇にずらーっと主に衣料品店の並ぶショッピングストリート。スペイン広場前の高級ブランド通りコンドッティぃに比べるとずっと気楽な値段の庶民的なエリアだ。以前にここで革のコートを3万円くらいで買った。あれは安かったなぁ。

 今日ここに来たのは数日前にバスの中から気になっているブランドを置いた店がSALDI、つまりバーゲン期間に入っているのを見たからだった。狙っているブランドはデシグアルDESIGUAL。一昨年スペインで見た時から気になって仕方ないのだが、お値段がちょっと高いので手が出ないのだ。

 もしかしてバーゲンなら行けるかもしれないと、店をのぞいてみるとたったの30%オフ。DESIGUALの大胆柄トップスは60ユーロくらいするのでバーゲンでも42ユーロ。バンコクのカオサン通りで1000円のTシャツ買うのに悩むくらいだから、42ユーロなんてとっても無理だ。デシグアルを置いているショップはナッツィオナーレ通りに3店舗くらいあるので見て回ったが、どこもそんな感じであっけなく玉砕した。ま、そーだと思ってたけどね。

 ナッツィオナーレ通りの坂を上ってレップブリカ広場に行く途中の左手に本屋がある。イタリアに来たらパスタのレシピ本が欲しいと思っていたので見ると、これはいい値段で何種類か出ていたので写真が多くてイタリア語を拾い読みするだけで作れそうな1冊を購入した。この後、この本を見ながら何度かパスタを作ってみたが、やっぱり自分の頭の中だけで想像するのと違ってバリエーションがかなり広がってとてもよかった。

 今日はこれにて観光終了。キャンプ場で昼食を食べてからショッピングモールで食材調達に時間を使った。


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