バルベリーニ広場にあるベルニーニ作「トリトーネの噴水」。
バロックの巨匠ベルニーニに素晴らしさに気付くのはもう少し
後になり、この時は「あら涼しげねぇ」くらいな気分で見ていた。
|
バルベリーニ広場から西に伸びるトリトーネ通りを500mくらい歩くと左手にクラシックな建物を改築してショッピングモールにしたガッレリア・アルベルト・ソルディがある。1900年代初めの建築だそうだ。 |
ショッピングモール、ガレリアの目の前に出現するのがコロンナ広場。中心にはマルクス・アウレリウスの記念柱が建つ。ゲルマニアとの戦いの勝利を記念して193年にこの地に建てられた。193年ですよ、2世紀ですよ。すごい、やっぱりローマはすごい。 |
同じくコロンナ広場のキージ宮(現在は内閣総理府)とその前にデッラ・ポルタ製作の噴水。 |
でコロンナ広場をちょいと隣に歩くと、今度はエジプトから持ってきちゃったオベリスクと、その背後にバロックの巨匠ベルニーニ設計のモンテチトーリオ宮がある。オベリスクはアウグストゥス帝が日時計の針としてエジプトから運ばせた紀元6世紀初めのものだって。エジプトのオベリスクはルクソールでも見たが、ベルニーニを背景にひけを取らない堂々とした姿で、エジプトもやるもんだとローマで思うのだった。 |
モンテチトーリオ広場を南下すると、今度は大理石の柱が並んだ145年建立のハドリアヌス帝の神殿が見えてくる。
「なんじゃ、これはぁぁぁ」というような物が平気で街中にある。 |
しかも、この神殿の柱が並んでいる場所は残したまま、現在は証券取引所として使っているというから驚く。 |
神殿の左手から裏に回るとサンティニャツィオ教会(17世紀建立)。 |
豪華なスタッコ装飾とゴシックのねじり柱の祭壇 |
見事なだまし絵の天井画 |
広々とした教会内部 |
でも資金不足でクーポラが作れず、だまし絵でクーポラを描いているというオチがある教会だった。 |