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2010.05.31
イタリア人の海水浴場、ヴィアレッジョ
イタリア:トーレ・デル・ラーゴ・プッチーニ

 キャンプ場からバスに乗って30分ほどで隣町のヴィアレッジョという町に行ける。夏は海水浴場、冬はカーニバルで多くの人を集めているという町だそうだ。5月末のこの日はひざしはかなり強くなってはいるものの泳ぐには少し早いかという気温で、私たちは水着の用意をせずに町見学だけをしにいった。

 バスはビーチと並行して走るメインストリートで私たちを降ろした。左手にはカフェ、レストラン、映画館、お店がずらーーーーっと並び右手はホテルが並んでいる。まさにここは熱海かコパカバーナかというあまりに正統派リゾートタウンの作りにちょっと笑ってしまうくらいだった。
 

 左手に並ぶ店の所々にその先の海に行ける小路が通じている。日本で言うところの海の家みたいなのがこの小路から始まるようだ。レストランやシャワー・トイレや着替えのブースが並んでいて、やがて整然と海の方向に2脚ずつ椅子が置かれたビーチになる。椅子はざっと20列くらいも並んでいるだろうか。今の時期は案の定前の方にちらほら人がいるだけでガラガラだが、最盛期になったらここにイタリア人がぎっしりと座るのだろうか。そんな景色も見てみたいものだ。しかし、後ろの方の席になった人は海まで大変に遠いのだがそこん所はイタリア人はあまり気にならないのだろうか。海に近い方が料金が高いのだろうか。色々なくだらない疑問が浮かびながら海へ続く道を進んでいった。
 

 さてイタリア人がこんなにも押し寄せる海とはどんなビーチなんだろうか。と海まで進むと轟音とともに寄せては返す荒い波のビーチは思いっきり鉛色。どうひいき目に見てもこれは汚染された海に他ならない。ヨーロッパに来る前がドミニカ共和国だったということもあり、ヴィアレッジョ界隈での海水浴熱は一気に冷めた。

 まぁ、よく考えれば東京近郊の海だってこれと似たり寄ったりの汚れ具合だけれど、やっぱり夏になれば大混雑しているから同じ事だ。

 週末とあって気の早い若者は水着でキャーキャーと波とたわむれている。ここから先3km、ずーっとビーチと整然と前を向く椅子が対峙している景色は壮観だった。これにイタリア人がぎっしりと座っていたら更に面白い景色になるだろうから、そういう意味では夏のヴィアレッジョに来る価値はある。




 再びメインストリートに戻って端まで歩いてみよう。

 かっこいい洋服がショーウィンドウを飾る店のほとんどは閉まっている。そう今はシエスタの時間帯なのだった。再び開くのは午後4時からで店は閉まっているがウィンドウショッピングでそぞろ歩いている人の数は少なくなかった。高級インナーウェアのショップのウィンドウではカルバン・クラインの商品がウィンドウを飾っていたが、そこにアスリート4人と思われる男性の下着姿のモノクロ写真があった。その中に何とあの「中田」が!あの華奢に見える体はこんなにムキムキだったのか、いや顔と首のつながりが不自然にも見えるから合成か?などと考えると目を離せなくなって夫に「いい加減にせい」と怒られた。

 端まで歩いて引き返すと丁度喉も乾いてきて、いい感じにジェラート気分になってきたので今年初めてのイタリアンジェラードを食べて帰途についた。ジェラードは相変わらずおいしい。


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