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2010.09.09
ミラノのストリートでお洒落さんチェック!
イタリア:ミラノ

 2年前にミラノを訪れた時は主だった観光ポイント(美術館など)をガンガン訪ねてそれなりにミラノを堪能したのだが、8月だったのでミラノっ子が全然見当たらないという時期だった。

 そこで今回はいわゆる観光ポイントはドゥオーモに上るくらいにして、あとはひたすら町を散策してミラノっ子の今のファッション、新しいお店の傾向を見て歩くことにした。

 。一昔前は一流ブランドショップが並んでいるモンテ・ナポレオーネ通りに優雅なミラノマダムがお買いものする姿が見られたが、今回モンテ・ナポレオーネ通りに行ってみたら、もちろん相変わらず高級ブランドショップがあるのでお客さんは多いのだが外国人客が多い。で、スピーガ通りに行くとまだあまり名の知られていないようなブランドショップも多いのだが、買い物をしているのが地元マダムっぽい人が多くてこちらの方がより高級な感じがした。

この人たちはお仕事みたい。


カジュアルだけど安っぽくない(実際安くないし)、かっこいい。

 とはいえ、やっぱりモンテ・ナポレオーネ通りも侮れないファッションの人が歩いている。

 モンテ・ナポレオーネ通りから近いヴィットリオ・エマニュエーレ通りには、マックス・マーラやザラなどを始め世界展開しているブランドショップが多く、特に週末は人出があってミラノっ子のファッションを見るには最適のストリートだった。

ドゥオーモに向かうヴィットリオ・エマニュエーレ通りは歩行者天国。

この人たぶん40代、もしかして50代?後ろから見たら20代に見える。このファッションも今年のウィンドーを飾る最新モードをすでに取り入れていた。

細身のパンツを膝までのピンヒールブーツに入れてスッキリと辛口が女王様っぽい。

一見ヒッピー風だけど女性のトップ、実は高級な素材っぽい。バンコクにいそうでいないミラノのカップル。

今回見た中で私が一番かっこいいと思ったマダム。シンプルでカジュアルテイストなんだけど光沢があって切り返しなどが微妙なワンピース。この人たちもぐるぐる散歩しているから3回くらいみかけた。お連れの犬は白いレトリーバーってのもデラックス。

ヴィットリオ・エマニュエーレ通り沿いのレストラン。ここで食事する人は外国人が多いかもしれない。

カットソーのショートパンツなんてスタイルよくなきゃ履けないよねぇ。

ガレリア内でビジネストークかなぁ?女性は柄ブラウスの上にデニムワンピースとブーツ。。男性も何気に洒落ている。

この母にしてこの娘ありという母子。娘さんは寒いのか肩に鳥肌立ってた。伊達の薄着は世界共通。

 ドゥオーモ広場から南西に伸びるトリノ通りも繁華街で週末になるとお洒落な地元の人が見られた。この通りはヴィットリオ・エマニュレーレ通りよりも更にカジュアルなブランドが並んでいて、ミラノとはいえローカル色が強くなってくる区域だ。トリノ通りも奥の方に行くほど、昔ながらのカフェやレストランで常連がエスプレッソをすすっているなんて光景も見られて面白かった。

 左の写真は週末のトリノ通りで見かけたカップル。この女性もスタイル抜群で若いようなファッションだが40代という感じだな。こういう驚きの女性がいーっぱいいる。

 今、若者に人気が出つつあるブエノス・アイレス通りにも行ってきた。ヴィットリオ・エマニュエーレ通りと重なるブランド店も多くあるが、ナイキやアディダスの店舗はより広く、もっと廉価な店も出ていてより若者ターゲットを感じる町だった。私の若いころは「ヨーロッパの女性は若いうちはお金がないから安いジーンズとセーターで過し、お洒落は年を取ってからする」と言われていたが、最近は中国製品で安くてトレンドを意識した物が出回っているのでミラノの若者も流行を意識したファッションが多くなっている。ブエノス・アイレス通りの店も「これってスピーガ通りのあのブランドのショーウィンドーで見たのに似てない?」という商品をどうどうとウィンドーに飾っている。もちろん金額は10分の1くらいだし、素材も全く異なっているけどデザインは似ている。

全身で100ユーロくらいでできちゃうんじゃないだろうか。東京よりも安い。まぁ、素材がよきゃ何着てもかっこいいよね。

OVSはユニクロ的。リーズナブルでベーシックな物を若者から年よりまで男女揃えている。若者用はトレンドもも取り入れている。

 あとファッションというわけじゃないけどブレラ通りの西側界隈も今回発見したお洒落エリア。アートギャラリーや洒落た家具ショップにレストランがあるような場所で、美大が近くにあるせいか若い人も多かった。
 

 おいしい物屋さんとしては、グロムなど既にメジャーになっているジェラテリアはさておき、今回は昼時に周辺の会社員などで激混みのご飯どころを発見した。場所はドゥオーモを背にトリノ通りを歩いて左手2本か3本目の露地を入って左手にあるPrinci(http://www.princi.it/)という店。パンとカットピザとリゾットや料理などのあるカフェテリア形式の店だが、ここに昼時訪れて窯から出たてのカットピザを狙うのがベスト。値段もドウォーモ右手のファストフードコーナーと同じくらいだけどこっちの方が旨い。ピザは自分で大きさを決められるのだが普通お店の人が「これくらい?」というサイズに従うと4.5ユーロくらい、リゾットは一皿5.5ユーロ。こんな本格的なリゾットはレストランではこの値段で食べられない。ちゃんとアルデンテだし、素晴らしかった。これもできたてを狙わないと意味ないね。リゾットは12時半過ぎないと出てこなかった。

 とまぁ、今回のミラノ一週間の滞在はこんな感じかな。北イタリアは9月に入ると8月の晴天続きが嘘のように曇天と冷たい雨が降ったりして、私はこれは絶対にバカンスが終わった事に対するイタリア人の呪いだと思っているのだが、今回も雨の降る日が数日あった。でも今回はファッションを見たいと思っていたから寒くなると皆、今年最新の秋物を着始めるので、それはそれで面白かった。


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