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2011.06.06
WWOOFerになってみよう!〜フランス三大マルシェの1つ?
今、滞在している場所から車で30分ほど行ったルーアンLouhansという町で毎週月曜日に市が開かれる。滞在先家族の友人親子であるオランダ人の息子さんが、この市がフランス三大マルシェの1つなので是非行った方がいいと勧めてくれたのが先週だった。
三大マルシェの他2ヶ所について聞きそびれてしまったので、この情報が正しいのかどうかかなり眉唾だと思いながらも、今日、月曜日に家の人たちが行くというので一緒に連れて行ってもらうことにしたのだった。
あいにく冷たい小雨が降る天候だったが、マルシェは活況を呈していた。大勢の人びとの中からフランス語だけでなくドイツ語やオランダ語も聞こえてきて、地元民のみならず観光客もかなりいるようだった。やぱり三大マルシェなのだろうか?
ここのマルシェが他と全く違っているのは、生きている動物をたくさん売っているという点。こんなマルシェは今まで見た事がなかった。入口のポニーに始まり、鶏、鴨、ガチョウ、シチメンチョウ、ホロホロ鳥、うさぎと生き物コーナーがかなり長く続くのにはびっくりしてしまった。鶏はもちろんブレス鶏。地元だからね。世界で一番高価な鶏が生きたまま売られるマルシェなんていうのはここだけだろう。そうそう、食用ではないが犬やペットも売られていた。
石畳の道となる街中に入ると、マルシェはむしろ普通の様相を呈していた。衣料品、野菜・果物、肉、魚、パン、チーズなど、まぁマルシェではお馴染みの店が並んでいるのでさして珍しい感じはしない。しかし、ある一部の広場に店が並ぶというのではなく、街中にずらりと並んで町全体がマルシェの空気に包まれているのは珍しいかもしれない。
私は知らなかったのだが、実はここで家のお兄ちゃんが店を開いていたのだった。家の人にくっついてある建物に入ると、お兄ちゃんがチーズとパンを並べて売る店とバイオの野菜を売る店になっていた。
手作りチーズは、ハンドメイドかつ手軽な値段なのでふらりとやってきたお客さんにちょこちょこと売れている。今日は天気が悪いので客足が悪いけど、日によってはかなり売れる場合もあるそうだ。
妹たちが来たのでお兄ちゃんは「ちょっと店番しててね」とコーヒー豆を買いにでかけた。彼はコーヒーに凝っていて、毎回、豆を挽いてコーヒーを入れてくれる。その豆はこの町で毎週買ってきてくれていたのだった。
お兄ちゃんの陣中見舞いを済ませて、あとはぶらぶらとマルシェを見てまわり、野菜やオリーブを買って帰途についた。
フランス三大マルシェかどうかの真偽はさておき、生き物満載のここのマルシェは訪れる価値あり。行ってみてよかったなぁ。
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