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2011.05.13
WWOOFerになってみよう!〜こんな仕事、しました
フランス:エクス・アン・プロヴァンス

 WWOOFerになって早くも1週間が過ぎようとしている。

 金曜日に到着して、土曜日がいきなりお休み。罪滅ぼしってわけじゃないけど、何となく日曜日から仕事を軽く初めて、そこから本格的にお仕事が開始した週だった。

 WWOOFに登録している家は全部農家かと思って来てみたのだが、いきなり農家ではない家にあたった。この家は持っている地所の一部をアパート、畑にして、母屋でB&Bを行っている。畑は住民に開放して野菜を作れる環境を整えたり、B&Bでお客様に出す食事に利用するくらいで、マーケットで売ったりはしていない。仕事としては、主にこの農地の手入れ、広大な土地のメンテナンスという感じで、一日に平均して4〜5時間くらいの労働だった。

 畑での仕事は、固くなってしまった土壌に鋤や独特の工具を入れて柔らかくする作業や、既に植わっている野菜の間の草取り、新しく種を蒔く作業。次の日は古いフェンスを撤去する作業。これは長年の雨風で埋まってしまった杭を掘り出すのに一苦労した作業だった。

 フェンス撤去の日は午後からプール掃除も行った。夏に向けてお客様用のプールの周辺に育ってしまった草を抜き、強烈に汚れているタイルをブラッシングして高水圧で荒い流し、プール内の泥を吸い取って底を清掃。強烈な汚れの主な原因は、この家で飼っているガチョウ令嬢だった。彼女はこの広くて美しい水色のプールを格好のトイレだと思っているようで、私達が掃除をしていると自分の領有権を荒らされていると神経質に走りまわってガーガーと抗議の声をあげていた。プール清掃は数日に渡って少しずつ行っていったのだが、その間にも令嬢はトイレとしてのプール利用をやめず、私は正直、密かにパテにして食ってやろうかと思った事もあった。

ブラッシングすると飼い犬のスパーグが新しい遊びだと思って
ブラシに挑んでくるのが可愛かった。

作業後の寛ぎのひと時。


 滞在中で一番仕事らしい仕事だったのが、垣根の整備。トゲのある太い幹の垣根をアレックスが器械で伐採し、旦那が伐採した枝を放り投げ、女子が回収する作業。これは本当に皆くたくたになったけど、全身の筋肉が均等に使われて気持良かった!

アレックスが伐採して夫が投げる

女子が枝を拾って山にする。

 とまぁ、こんな感じで定まった仕事というよりは家の人のお手伝いを次々に行うという作業だった。どうにも日本社会から来た私たちは仕事のペースが速いようで、3日間予定の仕事を1日半でクリアしてしまったりしたので、時には「今日はやる事が特にないからゆっくりしてて」なんて言われることもあったなぁ。それにしても体を動かして働くというのは気分がいい。あまりに久しぶりなのであちこちが筋肉痛にもなったけど、それさえも快感に思われた作業だった。

 一緒に体を動かして作業していると、とても親近感がわいてくるのでウーファー同士の話もはずんでくる。アメリカと日本の違いやフランスに対する印象や仕事の事、家族の事などだんだん打ち解けていく過程もウーファーならではの楽しさだった。


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