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2011.05.07
WWOOFerになってみよう!〜恐縮ですがいきなり週末
フランス:エクス・アン・プロヴァンス

 金曜日に到着した私達。到着早々に2時間ほど仕事したものの、翌日の今日は土曜日ですぐに週末休憩となってしまった。何だか恐縮しつつも、他のウーファーのアメリカ人二人がエクス・アン・プロヴァンスの土曜日マーケットに誘ってくれたので一緒についていくことになった。

 土曜日とあって本数がとても少ないのだが、家の目の前の道路をバスが走っている。これに乗って約20分でエクス・アン・プロヴァンスの中心まで行けた。観光客に人気のエクス・アン・プロヴァンスだが、特に土曜日はマルシェ目当てに人が繰り出してきていて大賑わい。私達と同じように他所から来たと思われる車は、道慣れた人に追い越されたり、クラクションを鳴らされたりして、おろおろしていた。いやー、車で来なくて良かった。

 エクス・アン・プロヴァンスの土曜日マルシェはプロヴァンス地方の中でも非常に活気があって人気のマルシェのようだ。私が見た他のプロヴァンスのマルシェに比べても出店数、客数は多い。新鮮でつやのいい野菜や果物、豊富な種類のソシソン(サラミソーセージ)、オリーブ、チーズ、蜂蜜、パン、肉、魚・・・。農業国フランスの力を存分に見せてくれる魅力的な品があふれている。

 帰国間近のアメリカ人二人の目的は、もちろん国に持ち帰るお土産選びだった。テッサは甘いもの好きのお父さんのために、以前から目をつけていたヌガー店に足を運んだ。ヌガーなんて自分たちじゃ見向きもしない品なので、初めてじっくりと見てみる。テッサが本気で買おうとしているせいか、お店の人が惜しみなくテイスティングのヌガーを差し出してくれるのに便乗して、4人でほとんど全種類のヌガーテイスティングを制覇した。ナッツが入ったもの、オレンジピールなどドライフルーツが入ったもの、チョコレート味のもの。ヌガーも奥が深いんだなぁ。いやー、テッサに感謝、感謝。結局、テッサはこの店で大量にヌガーを購入。因みに、ここのヌガーは1kgあたりの単価が牛肉のフィレ肉よりも高い。ひょえー、びっくりした。

 パリッサは蜂蜜を物色。フランス語が話せるパリッサは、何種類もテイスティングして「もうちょっと考えるわねぇ」と何軒も袖にしていく。フランスでそんな事、許されるんだろうかとこっちがドキドキしてしまうのだが、この国でフランス語が話せるというのはこういう事さえもたやすくできてしまうことを見せてもらった。結局、バイオ系の蜂蜜ショップで500ml入りの蜂蜜を7ユーロでお買い上げ。私達も、後にフランスの蜂蜜にはまっていくことになるのだが、フランスの農家で真面目に作っている蜂蜜は本当においしい。水飴で薄めたりしていないので後味がすっきりして、とても食べやすいのだ。もっともエクス・アン・プロヴァンスのマルシェの7ユーロというのは、この後の相場を見ていたらちょっと高かった。後に滞在しているキャンプ場に直接手持ちで売りに来ていたおじさんの4ユーロが最安値。田舎のスーパーで5ユーロで置いてあるのが、まぁ相場の価格という感じだ。

 一通りマルシェ見学が終了。二人はもうちょっとお買い物を楽しみたいというので、ここからは別行動。他の人のお買いものに付き合うのは、新しい視点から物を見られる。年齢差もあるし、国籍も文化背景も違う人と一緒にお買いものができちゃうなんて、楽しい体験だった。

 帰って皆で遅めの昼食を摂って寛いでいると、今度はウーファー監督の二男アレックスが近所の人とペタンクをやるというお誘い。ペタンクは手のひら大の銀色の球を投げる競技でキャンプ場でフランス人が夕方くらいに躍起になって行っているスポーツだ。前から興味があったので、誘ってもらえてとてもうれしかった。

 一人2つの銀のボールを持たされて、3人1チームで2チームが競い合うグループ競技だった。まずはコショネと呼ばれるゴルフボール大のボールを投げて、それにどれだけ近づけてボールを投げるかによって勝敗が決まる。

 大筋のルールは単純なのだが、チーム戦なので作戦があり、それぞれの技量もありゲームはとても複雑になってくるから、皆、真剣になっちゃうらしい。とにかく、作戦を理解するのも大変なので、言われた通りに投げるくらいにしかできないのだが、この私の一投にさえ真剣に喜んだり落ち込んだりしている。キャンプ場にいる時はペタンクなんて年寄りのスポーツだと思っていたのだが、いやはやそうでもないらしい。あまりの真剣ぶりに1ゲーム終了した所で、何だか申しわけなくなってきて続行を辞退した。それにしてもペタンクは思ったよりも面白そうだ。別の機会があったら、また、やりたいね。

 夕食のメンバーはウーファー4人とアレックス。

 「ねぇ、どうして毎回、毎回、写真を撮影しているの?」と皆が疑問を発するので「人生の思い出なんです」と答えると、じゃぁ、普通じゃない思い出にしてあげるねって、こんなポーズで。

 皆、可愛くて優しくていいメンバーだ。



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