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2011.05.06 Vol.2
WWOOFerになってみよう!〜滞在先探し
会員専用の農家リストには、その農家の場所と連絡先電話番号とメールアドレス、そして
紹介文が書かれている。紹介文の大半はどのくらいの面積の畑を持っているとか、仕事の内容(野菜栽培、果物栽培、牧牛、牧羊、牧山羊などなど)、家族構成、最後に使える言語が書かれている。しかし、中には自然に対する自分の哲学を書いている人もいて、数行の文章ながら人柄が垣間見えるのが面白い。
私はフランス語がわからないので、インターネットの自動翻訳で日本語や英語に翻訳して理解した。時々、意味不明になるもののおおまかな内容は理解できる。紹介文はそんなに難しい内容ではないからだ。
さて、どうやって滞在先を決めていったらいいのだろうか?これはその人の状況によってかなり異なってくるので定石はないと思う。私たちはフランスを周遊するにあたってある程度のラフな日程と行程を決めていたので、その計画に沿った場所のリストを見て、その中から「英語が話せる」という条件の農家を絞り込んで連絡をしていった。
連絡方法はメールで全て英語の文面で送ってみた。最初のエリアに1通送っては3〜4日待つってみたのだが、なしのつぶて。やっぱりフランス語で書かないとだめなのかなぁ?と思いつつ、今度はエリアを変えて再びメールしてみると今度はすぐに返事が返ってきた。返事がこないようなら、エリアを変更してあたってみたのが良かったようだ。実際にWWOOFerを始めてから、他のWWOOFerたちに聞いてみたところ、やはりすぐに返事が戻ってこなくてみんな10通、20通くらいはメールをしたという話だった。1つのエリアには多くとも10軒くらいの農家しか登録されていないので、20通メールするとなる複数のエリアにまたがって応募したということになる。
特に6月から9月にかけては世界的に大学生の夏休みになって応募が多くなるし、農家の仕事としても刈り入れが始まる時期で忙しいので、直前に連絡しても返事をもらえないケースが多いそうだ。中には50通もメールしてやっと1軒からレスポンスをもらったというアメリカ人がいたが、これは逆にイレギュラーだと思う。とはいえ、フランスで6月〜9月にWWOOFerを行う場合は、早目に連絡を取っておくことが大切なようだった。
滞在のどのくらい前に連絡を取るべきか?という事に関しては、私は3ヵ月前からコンタクトをとり始めたのだが、これはかなり早いようだった。最初の家を訪れる1週間前に確認のメールを入れたら「あらあら、そうだったわね、すっかり忘れていました」と受け入れを承諾したのを忘れられていたくらいだったから。他の人に聞いたら1〜2ヵ月前というのが多かった。
滞在期間については本格的に仕事を手伝ってもらいたい農家の場合は「最低3週間なり1ヵ月以上の人のみ受け入れ可能」などと紹介文に明記されている。それ以外の家では基本的に滞在期間に規定はないので自分の予定に照らして決めればいいことになっている。今回、私たちは一ヵ所に2週間ずつ3ヶ所滞在する予定にしてみたが、2週間滞在という人が割合多かったので妥当な期間だったようだ。
こうして、最初は色々と試行錯誤したものの2011年の2月下旬には無事に3軒の受け入れ先が決定し、5月初頭からのWWOOFer開始を待つばかりとなった。
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