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2008.07.31
プールで真剣勝負なのだ!
ここ3日間近郊の町へとドライブしてきたので、今日はキャンプ場でゆっくりと休憩。
このキャンプ場にもプールがあるので今日は午後からプールに入ってみることにした。
25メートルくらいの長方形プールはあっさりとした学校のプールのような感じでリゾートの雰囲気はないのだが、ボールで遊ぶ家族が多くて近くに海があるにもかかわらず、ここもとても賑わっていた。
プールサイドの外には囲いがしてあって、この敷地内は履物禁止。外で脱いで足を洗ってからプールサイドに入るようにしているので砂や泥が入らなくてきれいだ。この方法は他のキャンプサイトでも見られて、一般的らしい。
プールサイドの一角にはジュースやアイスを売る店も出ており、プールサイドに置いてあるビーチベッドは無料で利用可能。キャンプ場にチェックインする時に渡されたプラスチックのブレスレットを付けている人はプールやビーチベッドを無料で使用できることになっているのだ。
プールの中で涼みながら他の人を見ていると、10歳くらいのいたずらっ子盛りの男子2人組みが中が空洞になっている細長いスポンジのチューブを抱えて、見知らぬ人に向かってピューッと水を噴きかけまくっている。乳児のいる小さなテントに水を吹きかけておばさんに怒られたりしてもやめない。奴らも人の顔を見ながら、水を吹きかけても叱らないような大人を選んでやっているようだった。ドイツ人の大人たちは水を吹きかけられても、ちょっと迷惑そうな顔をするだけであとは無視。フランス人のカッコいいサングラスをつけたおばさまに挑もうとしたが、やっぱり怒られそうなのでやめてみる。
やがて、そいつらが私に向かって水を吹きかけてきた。ドイツ人的に無視する方法もあるが、ここは一つ大人にこういう事をするとどうなるか思いしらせてやろうとメチャクチャに応戦。相手が水でむせ返って息が詰まるほどに水をかけてやった。どーだ、思い知ったか、大和魂を舐めるなよ!
というつもりだったのだが、これが奴らの気に入ってしまった。「こんな面白い大人はいままでいなかった!」と。で、少し間があくとすぐに戻ってくる。激しく応対するほどに楽しんでいるようだった。5回くらい応戦したのだが、さすがにこちらも疲れてきたので陸に上がって休戦。乳児のいるテントの後ろに陣を張っていたので奴らも手が出せず、プールの中で悔しそうな顔をしているのが面白かった。
子供の頃の夏休み気分を思い出す一日だった。
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