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2009.04.30
無料でフラメンコショーが見られる、バー・カルボネリア
スペイン:セビリア

 今日はブエノス・アイレスで同じ宿に宿泊していた京子さんと待ち合わせ。フラメンコを習っているという彼女が日本の先生から教えてもらったバー・カルボネリアにフラメンコを見に行こうという予定だ。

 待ち合わせ時間は午後8時。午後6時にキャンプ場を出た私たちは余裕でセビリアに到着するはずだった。しかし・・・。

 駐車場がない。あてにしていた駐車場は閉鎖、他は満車で空きがない。街のとんでもない方向まで行ってもない。いやー、困った、困ったとぐるぐると走り回っていたら旧市街の脇道の歩道にたくさんの車が停まっている場所に1ヶ所だけ空きが見つかったのだった。たぶんねー、ここは無料で停車できるはずの場所なんだけど、駐車するとすかさず青年が近寄ってきて「オーライ、オーライ」なんて駐車位置の指導なんかしてくる。「ははーん、勝手に駐車料金徴収してるな」と思ったもののここで逆らっちゃいけない。しかも彼は「駐車料金はあなたのお気持ちで結構です」なんて意味のわからない事を言ってきた。彼が責任持って車を管理するとは思えないけど、ここでケチって車に傷をつけたりされても困る。そこで2ユーロを渡したら「帰ってくるのは夜12時くらい?ああ、大丈夫ですよー!」と機嫌よくどこかに去って行った。大丈夫かなぁ。

 そんなんで約束場所のカテドラルまで走って23分遅れで到着。カテドラル前の階段に頬杖をついて座っている京子さんに平謝りに謝まることから始まる再会になった。

 まずはちょっとタパス屋で再会を祝そうと、カテドラル左脇に続くレストランの中からBAR GONZALOへ。ここにはもう2回来ているので値段が安いことも、ボリュームがあることもわかっている。カテドラルのこんな近くにありながら良心的な値段でやってくれるこの店は本当に貴重だ。

 午後9時半になるとようやく暮れてくるセビリアの街。通常はとっくにキャンプ場に戻っている時間帯なので、夜の街は初めての私たち。こんな風に美しくカテドラルがライトがップされているなんて!サンタクルス街もさぞや盛り上がっていることだろうなぁ。

 ショーが何時から始まるかの確認のためにとりあえず店に行ってみると、がらーんとしてお客は誰もいない。聞くとショーは午後11時からだというので、繁華街まで戻ってシーフードのフライなんかをつまみにビールを飲んで時間をつぶすことにした。

 カルボネリアは細い路地を通った裏通りにあるバー。一人ではなかなか行きにくそうな場所にある。ところが午後10時半過ぎに店に入るとすでにステージを中心に席はぎっしりと観光客で埋まっている。そう、この店はロンリープラネットでも紹介されているので白人バックパッカー率がとても高いのだった。

 バーは本当にバーカウンターとテーブルが並んでいるだけのそっけない場所だが、皆ウキウキとショーの始まりをまっていて楽しい雰囲気が満ちていて学生街にあるバーみたいだった。


 そして午後11時をまたずに10時45分からショーが開始。スペインってのは全く時間があてにならない国だ。

 今日の編成はギター、男性歌手、女性ダンサーの3人。昨日に引き続き少人数編成だが今日は写真撮影の規定もなく気楽な雰囲気だし、演者の友人も来ているらしく後部座席から小気味のいい合いの手が入り非常に地元っぽい。

 約1時間に及ぶショーだったがずーっと同じメンバーで構成されて最初から最後までとても力強いパフォーマンスに私たちは拍手喝采だった。京子さんは数年前にここを訪れた時に見たよりも今日のショーが格段に良かったというし、それを聞いてますます満足感が高まった。
  

 次のショーがあれば夜中の何時になっても見たいという京子さんに賛成して待ってみたが始まらないようだ。バーカウンターで聞くと1日一回のパフォーマンスのみで、また明日ということだった。それにしてもコーラ一杯でここまで見せてもらえるなんてカルボネリアは素晴らしい!

 もう夜中の12時になってしまったので京子さんとはここでお別れ。またいつか旅の途中で会えたら面白い。いい情報をありがとうございました。

 さて、ショーは楽しかったが車はあるのだろうか?ちょっと急ぎ足に駐車した場所に向かうと、多少車の数は減ったもののまだまだ多くの車が駐車されていて、お金を支払った青年は当然のように姿が見えなかったが車は無事に存在していた。良かった、良かった。こうして無事にキャンプ場へと戻ったのだった。


 
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