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2009.04.17 Vol.2
スペイン広場、夕刻の噴水ショー
スペイン:バルセロナ

 今日は金曜日。スペイン広場で無料噴水ショーが行われているというのを宿の情報ノートで見た。ガイドブックで確認すると美しくライトアップされた噴水が夜空に高々とあがっている写真もある。いいねぇ、行ってみようじゃないの。

 開始は午後7時半だった。しかし4月中旬の今、暗くなるのは午後8時半くらい。午後7時半に行ってもまだ明るすぎるんじゃないの?という疑問もあって午後7時半に宿を出て徒歩でスペイン広場に到着したのが午後8時手前くらいだった。

 広場に向かう大通りにも街路樹のように噴水があって様々に形を変えながら道沿いを彩っていた。大通りの先に目を移すと茜色に染まりつつある宮殿がそびえ、その手前に下る階段の途中に大きな噴水が白い大輪の花を咲かせているのが見えた。まだ夜になっていないのでライトアップしないで噴水ショーが始まっているらしい。ライトアップはないが、空の色が建物や噴水に淡く映ってそれはそれでいい感じ。

 近づいていくと、メインの噴水の周囲には人垣ができていてかなり人気のようす。ちょっと出遅れたかなとも思ったが、噴水を上から見下ろせる両脇通路にはまだ空きがあったので、そちらに移動して腰をすえて見物することにした。


 音楽に合わせて形を変える噴水ショーはいつ見ても気持ちがいい。ここの噴水の装置で新しいと思ったのは噴水を霧のように出せるもので低い位置でドライアイスをたいたように見せられるのだ。形も様々な組み合わせで優雅で美しい。歴史はあるけれどそんなにハイテクではないヴェルサイユ宮殿の庭園の噴水ショーが最後に見た噴水ショー。あれと比べるとこちらは色も形もより繊細で優美で噴水のハイテクっぷりが楽しめた。音楽は最初はクラシックだけれど、ポップスやフラメンコ調の演歌のようなむせびなく歌なんかもあった。クラシック一辺倒のヴェルサイユとはこれも一味違っていた。私個人としてはクラシック一辺倒の方が印象がいいとは思うけど、人気のある曲では周囲のスペイン人も一緒に歌って楽しんでいるからポップスも人気があるようだった。

 午後8時を過ぎてあたりが暗くなってくると今度は噴水にイルミネーションがついていよいよ華やかになってきた。

 噴水はとっぷりと暮れる午後9時にぴたっと終了。宮殿に近い場所から徐々に噴水が止まって照明も落ちていき、最後に大通りの両側を飾っていた噴水が止まって終了した。フェイドアウトしていくという演出も気がきいていて優雅な印象を最後まで与える。噴水ショーというのも奥が深いんですねぇ。

 さて、真っ暗になったもののまだまだ人通りの多い町をぶらつきながら帰ろうとしていたら、うっかり放射線状に道が延びる大きなロータリーで1本手前の道に入ってしまった。放射線状なので1度間違えると、どんどんと正しい道との距離が開いてきてすっかり道に迷ってしまった。人に聞きながら宿に近づいていったのだが、それでもいい事もあった。迷っている途中で「出前一丁」を売っている中華系商店を発見したのだ。

 店名や場所はヤガミホステルのバルセロナの情報ノートに記しておいたので、実際に行く人はそちらをご参照あれ。ってなことで夕方のお散歩終了。町はまだまだこれから盛り上がるぞ!という気配のバルセロナの夜だった。


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