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2009.04.15
観光しながらキャンプ生活への準備
バルセロナに到着。キャンプ生活開始は20日からだから5日間が準備期間だ。前回のキャンプ生活で必要なものがわかっているので今回は楽だ。買い物はさっさと片付けて残りの時間をバルセロナ観光にあてようという作戦だ。
テントはデカスロンというアウトドア量販店で買うと決めていたので、店の場所をネットで調べるとランブラス通りにある。ランブラスと言えばバルセロナの観光の中心地を走る大通りでNHKのスペイン語講座にも「あの有名なランブラス通りです」というフレーズが出てくるくらいに超有名な場所だ。これはいい。準備の買い物ついでにランブラスを散策してみよう。
宿からランブラスまでの徒歩30分、5、6階建ての1階がショップ、2階から上が住居になったビルが並ぶ道を歩く。この当たりの店は地元に根ざしたパン屋、中国人経営の雑貨店、ローカル風なレストランなどで割と頻繁に中規模のスーパーもあって便利な都会の住宅街という雰囲気だった。それがランブラス通りに近づくと一気に華やかになる。大きなレストラン、洒落たカフェ、流行している女性衣料品の店などがずらりと並んでくる。ランブラス通りは中央分離帯がとても広くて両側に大きな木が植えられた中央道路を世界各国の観光客がぶらぶらと散策を楽しんでいる。聞こえてくる言語も英語、フランス語、オランダ語、果てはヒンドゥー語と本当に多岐に渡っていて、本当に「ここがあの有名なランブラス通りです」と言いたくなる。
めざすデカスロンはランブラス通りに入って少し南下した左手の小道を入り込んだ裏道沿いにあった。
デカスロンではテント(T4.1)EUR99.95、とテントの下と中に敷く防水シート2枚(2m×2.5m)EUR6.95×2。ついでに私のシューズEUR10.95、TシャツEUR6.9、ショートパンツEUR5.95も買っちゃった。いやー、デカスロンは相変わらず安い。
前回のキャンプ生活、最後の方がかなり悲惨なことになった。風を避けるためにテント内で調理したり寛ぐことが多かったし、かつテントの下敷きシートを使っていなかったので寝室の床がボロボロになってきた所に雨が降ったのでそこから浸水してきてしまったのだ。おまけにレジャー用テントだったので上かぶせのテント布が腰あたりまでしかかぶっていなかったので、横殴りの雨は壁から浸水するという事態にも。いやー、やばかった。
今回は寝室の床をできるだけ長くもたせるために、寝室は寝るとき以外は使わないでリビングを多用する(リビングの床は地面むき出し)、寝室の下と内側に防水シートを敷く、寝室をセッティングしたらすぐにスリーピングマットを広げてその上を踏むようにする。ってな事を想定してこのテントにしたのだ。上かぶせの屋根も地面まで届くタイプだ。デカスロンのサイトに行くと詳しくテントの写真を見ることができたので、あらかじめこの商品に決定できたのも良かった。
ランブラス通りの北端にはEl Corte Inglesというスペインで一番有名と思われるデパートがある。ここの家電売り場をのぞいたら前回からずーっと夫が欲しがっていた電球用ソケットが見つかった。電球用ソケットUER7.2、電球EUR1.15、ソケットアダプター2種ERU2.1、EUR2.7。
前回のキャンプ場で韓国人キャンパーが使っていたのは電球の周囲に金属のカバーの付いた非常灯のようなランプだった。私たちも後に中国人経営の店で同じものをたくさん見つけたのだが、今回私たちが購入したものは、電球が割れないように取り扱い注意が必要だがカバーがないのでとても軽い。値段も2ユーロくらい安かった。100Wの電球は後に使ってみると周囲のキャンパーのレベルと比べると格段に明るい。目立つことが嫌な人は60Wくらいがいいかもしれないが、使ってみると100Wくらいが丁度いい明るさだ。
お次の目的物が全て揃うのはfnac。フランス系の家電と書籍を扱う量販店でフランス、イタリア、ドイツに進出していてヨーロッパのヨドバシカメラといったところだ。ランブラス周辺ではランブラス大通りの北端に南を向いて立って右手にfnacの看板が見える。イベリア半島の地図EUR16.9は30万分の1の縮尺。本当は20万分の1くらいがいいのだが、丁度いい縮尺がなかったし、この縮尺が普及版らしかったのでこれを購入した。大都市に近づくとなかなかよくわからない場合もあったが、まぁまぁ事足りた。ガイドブックにはロンリープラネット。バルセロナは都会のためかロンプラの英語版のコーナーがあり、ここでポルトガルのロンプラをEUR28で購入できた。他にはスペインに移動してくる道中になくしちゃったコンピュータのACアダプターとマウスを各EUR49、11.92で購入。マウスは日本のに比べると高いのだがこれが一番安い選択肢だった。ACアダプターを買うにはコンピュータの使用ワット数の情報が必要だった。
さーて、今日のお買い物はこのくらいにしておこう。大荷物になったので一度宿に戻った。さすがに帰りは地下鉄を使ったけどね。お昼ごはんを食べて、再びランブラス散策だ。午後は本当に観光モードなのでランブラス北端からずーっと南に下って歩いてみた。途中の右手にメルカド(マーケット)があり、更に多くの観光客が吸い込まれていったので私たちも吸い込まれてみた。
入り口のチョコレート屋さん、果物、野菜に始まって奥にには肉屋、魚屋。さすが海に近いバルセロナだけあって魚介類が豊富なのがここのメルカドの特徴だ。店と店の間にはカウンターに座ってこうした魚介の料理を食べさせてくれる店がいくつかある。ランブラスという場所柄だろうが、値段は決して安くない。ここのメルカドで売っているものの値段も私たちが宿泊している場所の近所のスーパーと比べるとどっこいどっこいか少し高いくらいだから、ここのメルカドは安さというよりは、鮮度を売りにしているようだ。こうした新鮮な野菜や魚介類を見ながら、獲れたて気分で料理を楽しめると雰囲気代金が随分上乗せされていると感じた。
スーパーになくてここにある物。それは豊富な貝類だった。なんとも魅力的。いつかここに戻ってきたら色んな貝を食べてみたいなぁ。
てなことで、今日はここで時間切れ。明日も引き続きキャンプ用品の買い物だ。
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